生き方 自己啓発

自己啓発とは「自己満足なのか?」その目的とメリット・デメリットまとめ

自己啓発は、自らの意志によって主体的に訓練し、自己能力の向上・成長を目指すという意味合いの言葉です。

「自己投資」という言葉も同じような意味を持ちますが、自己啓発はリターンを狙うというより訓練的な意味合いが強い言葉になります。

自己啓発は、自己満足の一つとして考える人も多く、「意味が無い」「下らない」と冷ややかに見ている方もいる分野です。

そこで本記事では、自己啓発のメリット・デメリット・目的を解説し、自己啓発への理解を深めるべく紹介させて頂きます。

【本記事を読むメリット】

  • 自己啓発の目的が分かる
  • 自己啓発のメリット・デメリットが分かる
  • 自己啓発との付き合い方が分かる

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自己啓発とは何を目的に行うのか?

自己啓発とは、自分の能力の向上・精神的な成長を目的に行います。

あくまでも、自発的に行うから「自己啓発」と呼ばれるのであり、自ら進んで筋トレや勉強を行う事も自己啓発の一つに含まれます。

ただし、自己啓発の目的は「能力と精神(心)を両方の成長・向上」にあるので、単に筋肉を鍛えたいだけでは自己啓発にはなりません。

自分に負けない精神力を鍛えつつ、身体的な能力を鍛えることを目的にしていれば、それは「自己啓発」に含まれます。

何かを目指し、理想に向かって自分を啓発していくことは全て「自己啓発」に含まれるので、日常生活に馴染みがない言葉というだけで、身の回りにある行為なのです。

 

自己満足のために行うのではない

よく、「自己啓発は自己満足」という言葉を耳にします。

しかし、これは間違いです。

そもそも自己啓発は、「自己満足」のために行う行為ではありません。

つまり、自己成長した後は能力を発揮していくことが大切なのです。

セミナーや講演を聞いた後に、「ああ、良い話だった」で終わってしまっては何も意味がありません。

例えば筋肉を鍛えた後、それで満足していて、結局筋肉を活かしていなければ意味がありません。

「自己満足」で自己啓発を終えてしまう人は、そもそも自己啓発の目的である「能力と精神の成長・向上」を達成できていないので、そもそも自己啓発をしていない状態なのです。

つまり、「自己満足で終わるは、自己啓発にあらず」ということ。

「自己投資」も同じです。

投資した以上にリターンが戻った時に、初めて自己投資は成立するのです。

それまではただの浪費であって、これを自己投資に変えるには投資額以上の価値を生み出すために活かさなくてはいけません。

自己啓発を行う上では、しっかりと目的の達成を意識しましょう。

 

自己啓発「3つのメリット」

自己啓発を行うメリットは色々ありますが、代表的なもの3つ紹介します。

【自己啓発のメリット3選】

  • 能力/精神(心)の成長・向上
  • 自己実現欲求の昇華
  • 新しい価値観/考え方を学ぶ

自己啓発の目的である能力・精神の向上と成長は勿論メリットです。

ビジネススキル、マインドセット、肉体的なトレーニング、勉強等、必要な能力を積むことで、自己実現欲求を満たし、自らの理想像をより早く実現させることができる点も魅力の一つ。

新しい価値観や考え方に触れることで、自分の生き方を見つめ直すこともできるため、自己啓発は人生そのものに影響を及ぼすことも。

理想とする生き方、自己成長を目指して、自己啓発にぜひ取り組んでみて下さい。

色々な価値観に触れることは、人生の選択肢の幅を広げてくれます。

 

自己啓発「3つのデメリット」

一方、自己啓発にはデメリットもあります。

こちらも代表的なものを3つ紹介します。

【自己啓発のデメリット3選】

  • 考え方が偏る可能性がある
  • 自己啓発自体が目的になってしまう
  • 自分探しで迷子になる

自己啓発は新しい考え方を取り入れつつ、自己成長を促していける部分が魅力ですが、一方で考え方が偏ってしまう可能性があります。

セミナーや講演等、啓発者の考え方だけが正しい訳ではありません。

そもそも、正しい意見なんてこの世には無く、時代と共に価値観も変化します。

特定の意見だけを傾聴せず、あくまで一つの参考とし、自分の視野を広げることを意識しましょう。

視野を狭めてしまっては、生き難くなるだけです。

また、自己啓発自体が目的になる「自己啓発病」にも要注意です。

自己啓発は、目的に向かって努力することで成り立ちます。

単なる自己満足で終わらないためにも、手段として自己啓発を用いることが大切です。

自分探しで迷子になる人もいるので注意が必要です。

色々な考え方や価値観を吸収するに連れて、自分の考え方がブレブレになり、「本当の自分」を探し続けてしまう人が居ます。

しかし、「本当の自分なんて何処にもいない」ということを覚えておきましょう。

なぜなら、毎日自分が少しずつ変化しているからです。

自分という存在は、後にも先にも今この瞬間の自分以外には居ません。

そこに「本当も嘘もない」のです。

 

一番大切な「何のために」

自己啓発を行う上では、「何のために行うのか」をちゃんと考えておくことが大切です。

自己啓発のデメリットの多くは、「自己啓発を何のためにやるのか?」を決めずに漠然と行うことで発生します。

手当たり次第にセミナーへ参加したり、本を読んだり、自己啓発している自分に酔っている人も、「何のために」を見失っている人々です。

自己啓発の目的は、能力・精神の成長と向上を目的としています。

なぜ、自己成長を望むのか?という最終的な部分をしっかりと考えておくことで、自己啓発を自己満足のままで終わらせず、必要な能力を磨いていくことができるのです。

 

自己啓発は手段でしかない

自己啓発は、自己実現のための手段でしかありません。

自分の力を磨くこと自体がゴールにはなり得ないのです。

最初はそれで良くても、結局目標となる理想が無ければモチベーションが保てませんし、何を学べば良いか・どんな能力を磨けば良いのか分からなくなってしまいます。

自分の力を活かして、理想とする目標や夢に向かってための手段として、上手く自己啓発と付き合っていきましょう。

 

まとめ:自己啓発は目的への手段の一つ、上手く付き合って理想に近付くべし

自己啓発とは、理想の達成のために行う手段であり、能力・精神(心)の成長と向上を目的に行う訓練です。

自己満足で終わる自己啓発は、自己啓発にあらず。

目的に向かって努力すれば、単なる自己満足で終わることはありません。

「何のために自己啓発を行うのか?」をよく考え、必要な知識・能力・精神力を磨いていけるようにしましょう。

自己啓発自体が目的になる人も居ますが、結果として活かす術がなければ無意味に等しいので、最初に必ず行う意味だけは明確にイメージすることが大切です。

決して、自己啓発は自己満足ではありません。

あなたが理想とする自己実現のために、自分を磨いていきましょう。

「自己啓発を自己満足で終わらせないこと」これも、あなたの自己啓発の一つのトレーニングなのですから。

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