【就職・転職する人必見】履歴書を書く前に押さえておきたいポイント解説
本記事は、「履歴書の書き方がイマイチわからない」、「就職・転職をするけど履歴書の正しい書き方がわからない」このような悩みを解決します。
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履歴書の重要性
履歴書は就職、転職の際に必ず提出を求められる書類です。
ではその役割は一体どういったものでしょうか。
企業が出した求人広告には応募が何十通あるいは何百通も集まります。その中には履歴書や職務経歴書等の書類が入っています。
採用担当者はそれらの書類の中から応募者の人柄や能力、仕事に取り組む姿勢などを判断し、面接してみたい人を選ぶわけです。
履歴書は採用に至る最初のハードルです。
これを超えるのは優しそうで意外と難しいのです。
学歴や仕事の経歴を書くので誰が書いても変わらないと思っている人は多いはずです。
しかし採用担当者の多くはこう言います。「平凡でおざなりな履歴書があまりに多すぎる」と。
そんな履歴書に担当者はうんざりしているのです。
しかしこうした事実は応募者からすると大きなチャンスだといえます。
つまりポイントを押さえれば、採用担当者の目に止まる履歴書を書くことができるということです。
では、「平凡でおざなり」ではない履歴書とはどういうものなのか。
たくさんの応募者の中でも際立つ履歴書はどう書いたらいいのか。本記事ではこのような観点から、履歴書を構成する各項目について具体的に見ていきます。
職務経歴書も大事
さらにもうひとつ、転職者にとって特に重要なのが職務経歴書です。
企業もこの厳しい時代に生き残りをかけて、人材の発掘に真剣になっています。
企業が転職者に求めているのは即戦力となる専門的な技術やキャリア、能力です。
そうした専門的な能力やキャリアを見るために、職務経歴書が求められているのです。
求人広告を見れば分かるとおり、現在では多くの企業が職務経歴書の提出を求めています。
職務経歴書には、決まった書式があるわけではありません。
それだけに応募者の個性が極端にでます。
履歴書よりもさらに書き方がむずかしいともいえますし、自分をよりアピールすることが可能だともいえます。
では、採用担当者を格納させる職務経歴書とは、何をどう書けばいいのか…
結論、履歴書も職務経歴書もどちらも大事だということです。
今回は職務経歴書ではなく、履歴書の書き方についてまとめました。
就職、転職の成功のために本記事で、なにかしらのきっかけを掴んでいただけたら幸いです。
履歴書の書き方、見せ方
どうすれば採用担当者に自分をアピールする履歴書が書けるのか。
履歴書の書き方や見せ方で大事なポイントを2つまとめました。
あなたの強みを担当者にアピール
就職、転職を成功させるうえで、最も重要なことは何でしょうか。
これまでの経験や現場で培ってきてたキャリアも大切ですし、他のスタッフと協力して仕事を進めていく明るい人柄もはずせません。
しかし、あなたが仮にこうしたセールスポイントを持っていたとしても、まず企業の採用担当者にセールスポイントそのものを知ってもらわなければ意味はありません。
企業の採用担当者に最もアピールできる書類が「履歴書」です。
履歴書は採用試験の第一関門でもあり、就職、転職希望者の人柄や仕事のレベルをありのままに物語る書類でもあります。
担当者には履歴書を一目見ただけで、その人の人柄や考え方、普段の態度が手に取るように分かってしまいます。
書類選考で履歴書が通れば、企業側に少がらず採用の意思があると考えてもいいでしょう。
就職、転職の合否は、まず面接にこぎつけられるだけの履歴書が書けるかどうかにかかってるといっても過言ではないです。
履歴書は上手に書くことができれば、あなたを面接へと導くパスポートにもなりますし、逆にセールスポイントをしっかり表現できなければ、「不適格」という負の証明書にもなります。
就職、転職を成功させるには「自分を売り込む」これに限ります。
自分を売り込むのは対面が1番伝わりやすいですが、書類選考が落ちるようでは対面面接にいくことができません。
なのでまずは書類に対して「自分を売り込む」内容を書くことが企業に対してあなたが最大限のできることでもあるので、自分のセールスポイントをいかに知っているかが鍵になります。
自分の長所を分かりやすく具体的に書く
履歴書は求人の際に求められる応募書類として職務経歴書や自己紹介書などがある中で、必ず提出を求められる最も基本的な書類です。
しかし、履歴の事実のみを丁寧な文字で書いていけば良いというものではありません。
現実には特徴のない「可もなく不可もなし」のタイプが大多数のようです。
担当者はこうした平均的な履歴書に「平均点」の評価を決して与えません。
むしろマイナスになることの方が多いです。
誤字脱字が多かったり、記述のルールを破っているのは話になりませんが、「自分を売り込む」履歴書には担当者にアピールする何らかの「プラス」材料が不可欠です。
つまり、履歴書を書いていく際には企業の人事の立場になり、担当者の「目」を意識することが必要になってきます。
履歴書は担当者に「この人なら是非会ってみたい」と思わせるように仕上げなくては意味がないのです。
では最良の履歴書を書くにはどうしたら良いか。
履歴書を書くときの大切なポイントは、3つあります。
- 見やすい、読みやすい、分かりやすいことを心がけているか
- 自分の長所を最大限アピールできているか
- 自分の言葉で具体的に書いているか
履歴書を書いていくプロセスでは、まず「何を書くか」をじっくり考えてみてください。
次に「どう書くか」を工夫してください。
この作業はそのまま自分のキャリアを再評価することにつながり、就職、転職に対してのセールスポイントを洗い直すうえで効果は大きいです。
履歴書用紙はどれを使うのがベスト?
履歴書には、書式や大きさの異なるいくつかの種類があります。
大きな文房具店に行けば、色々な履歴書を見ることができます。
縦書きがいいのか、横書きがいいのか。A4がいいのか。たくさんありすぎて迷いますよね。
例えば、履歴書用紙のトップメーカーでもある株式会社コクヨでは、現在3タイプの用紙を製造、販売しています。
- B4サイズ(257㎜×364㎜)オリジナル書式
- B4サイズ(257㎜×364㎜)JIS対応書式
- A4サイズ(210㎜×297㎜)JIS対応書式
このうち現在最も多く売られているのは、1のタイプです。
この用紙の書式はJIS規格に対応していません。
しかし、スポーツ、クラブ活動などの記入項目が豊富にあり、自分をアピールしやすい内容になっていることから人気があるみたいです。
書式も社会の変化で変わっていく
履歴書用紙の書式や項目は、以前からずっと同じだったわけではありません。
ユーザーや企業の要望に応えて変化してきました。
履歴書の形式、内容が変わってきた原因は、社会の変動、ユーザーの要望によるものがほとんとだそうです。
履歴書メーカーにはさまざまな質問や要望がユーザーから寄せられるみたいで、中でも最も多いお問い合わせの内容は、「記載項目の変更の理由、履歴書の書き方について」だそうです。
履歴書を選ぶときには、文房具店でいくつかを比べてみて、自分がよりアピールしたい項目が多く書き入れられるような用紙を探しだしましょう。
サイズはB4で横書きのものがスタンダードです。
ちなみに転職希望者の場合は、一般的には職歴欄や志望動機の欄が広くとられている用紙が使いやすいでしょう。
履歴書を書く前に必ず考えておくこと
履歴書を書くときは、まず「何を書くか」をじっくり考え、次に「どう書くか」を工夫することが必要であると上記でお話ししました。
それはつまり、履歴書に何をどう書けば人事担当者に自分のという人間をアピールできるかを検討するということにほかなりません。
自分のアピールポイントを見極める
自分のアピールポイントを見極めるうえで大事なことは、「何のために就職、転職をするのか」という目的を明確にする作業です。
スポーツで例えると
高校野球の練習を毎日なぜやっているのか?
甲子園にいきたいから毎日練習をしている。
みたいな感じで目標や夢があるからこそ練習を頑張れたりもします。
つまり「目的」や「動機」が大事なのです。
これらがはっきりしなければ、就職や転職は中々むずかしいかもしれません。
ちなみにリクルートリサーチの調査によると、転職意向理由としては、次のようなものが上位にあがっています。
- 給与、昇給の待遇が良くないから 43.7%
- 自分にあった仕事を見つけたいから 43.1%
- 自分の能力を十分に発揮できる会社に移りたいから42.1%
- 会社や業界の将来に不安を感じるから34.8%
- 今の仕事にやりがいを感じないから24.1%
- 勤務時間や残業に不満があるから22.8%
また「市場価値」という言葉があります。
市場価値とは、転職市場であなたという商品がどう評価されるかという意味です。
実はあなたの市場価値も簡単にチェックができます。
その方法は、これまでに社内や社会の人から「他の部署(会社)で仕事をやってみないか」と声をかけてもらったことがあるかどうかを、振り返ってチェックしてみてください。
もし1度もないようでしたらあなたの評価は市場価値的にはもう少し頑張る必要があります。
清書の前の「メモ、下書き」が決め手
さて、いよいよ履歴書を実際に書いていくにあっての注意点について下記で説明します。
用紙に記入する前に、まず各項目のメモをつくってみることが大事です。
担当者の目に止まる履歴書を書くにはこのメモの段階で内容をうまくまとめておく必要があります。
人に見せる文章や書類であれば「清書」の前に「下書き」で数字や事実関係を確かめ、アピールしたいことをうまく表現できているかチェックしましょう。
ひと通り書いてみないとよく分からない事もあるので「メモ」や「下書き」の作業は大事です。
下書きができたら、いよいよ本番です。
文章を書いていくうえでは、センテンスを短くすることを心がけましょう。
※センテンスとは、句点(。)で区切られた言葉の連なりの事を言います。たとえば、「今日は、晴れです。」や「今後のスケジュールは、こちらから連絡します。」というのがセンテンスです。
まずリラックスして自分が書きやすいと思う項目から書いてみましょう。
メモの段階でも、本番同様に項目ごとに内容を整理していくことが大切です。
見ず知らずの人に見てもらう書類なので内容はもちろんのこと、見た目の美しさも重視しましょう。
1枚の履歴書の中に、びっしり書き込まれた項目とスカスカの項目があるようではうまい構成だとはいえません。
また細かい字でたくさん書かれているからとって、熱意を感じとってもらえるというわけでもないです。
余白があってもいいのですが、その余白もほかの項目とバランスがとれていて始めて効果が現れるものです。
履歴書用紙の中で与えられたスペースは誰にとってもみな平等です。
そのスペースをいかにうまく活用し、自分を担当者にアピールするかがあなたの腕の見せどころです。
メモをつくる際も、何を強調すれば、より自分をアピールできるかを考えることが大切です。
そのためにはひとつの項目について適度な分量でまとめること。
まわりくどい表現はなるべく避けて、簡潔に分かりやすさを第一優先に考えましょう。
項目によっては箇条書きにすると効果的な場合もあります。
文体は必ず統一する
ある項目では「だ、である」調(常体)で書いているのに、別の項目では「です、ます」調(敬体)になっている書き方はあまり良いとはいえません。
文字の使い方や送り仮名にも気をつけましょう。
例えば、1度「分かる」と書いたのであれば、その後も「分かる」で統一しましょう。
「わかる」や「判る」が混在するのはダメです。
履歴書の文章は、「既成品」であってはいけません。
中には用紙に同封されている「見本」そのままのような書き方をしている人がいますが、これではせっかく自分をアピールするチャンスを自ら捨てているようなものです。
同じ内容を書くにしても表現を工夫する
1度自分の頭にインプットする作業を経ることで、ものの考え方や独自の体験といった貴重なあなたの個性を、ユニークな表現で履歴書に反映させることができます。
履歴書は「自分の言葉」で書くものです。
こうした作業を繰り返しながら、履歴書づくりにはしっかり時間をかけて取組むことです。
志望業界の違いによって表現のしかたも変わってきます。
企業の業種、規模、創業年数などによって求める人材は違ってきます。
履歴書の内容も少しずつ変えた方がいいです。
清書のまえにじっくりと読み直して、担当者に説得力を持つ履歴書をつくりましょう。
まとめ
以上が履歴書の書き方になります。
本記事をまとめると、
まとめ
- 自分の強みを知ることから始める(セールスポイント)
- 自分の長所具体的に分かりやすく書く
- 企業側の立場になって履歴書を書く
- 何を書くか、どう書くかを考えて書く
- 目的や動機を明確にする
- 型通りに書かない。自分の言葉を使う
履歴書を書く前の準備が整ったら実際に書いていきましょう。
履歴書の書き方はこちらで解説しています↓
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