あなたは「なんで自分はこんなにも仕事ができないのかな…」とか「もっと仕事ができたら楽なのにな…」と思った経験はないでしょうか?
仕事ができる人、仕事ができない人。
どちらが正しくてどちらがしあわせだと、いえるのでしょうか。
仕事ができる人の生き方も仕事ができない人の生き方もそれぞれ違います。
ただ仕事ができない人が無理に仕事ができる人になろうとしても、それはいくら頑張ったとしても空回りするだけで、何の変化も得ることができません。
「仕事ができない人の生き方は結局変わらないのではないか?」と思われるかもしれません。
しかし答えはNOです。
仕事ができる人よりも仕事ができな人の方が、十分幸せな生活ができます。
その理由も含めて下記では解説していきます。
このような人にオススメ
- 仕事ができない理由を探している人
- 自分は仕事ができない人だと思っている人
- 自分の生き方を疑ってしまうことがある人
- 仕事を通して生き方を変えたい人
- 新しい生き方を見つけたい人
- 自分らしい生き方をしたい人
[toc]
仕事ができる人と仕事できない人の違い
仕事ができる人と仕事ができない人ではどのような違いがあるのでしょうか。
一般的な仕事のできる人、仕事のできない人の特徴をそれそれ解説していきます。
仕事ができる人の特徴
仕事ができる人の特徴は大きく5つあります。
コミュニケーション能力が高い
仕事のほとんどは社内や社外の他人との、会話や連絡の取り合いをしながら進めていくものです。
そのためコミュニケーション能力が高い人ほど、仕事がスムーズに進めていけます。
仕事ができる人は、上司や同僚、取引先すべてに対して、しっかりとコミュニケーションを取っています。
あいさつや返事などから始まり、報告、連絡、相談のマメさ。そして話を聞く態度にいたるまで、常に気を遣っています。
行動力がある
仕事ができる人とできない人の差は「行動力」にあるともいわれています。
普通の人がどうしたらいいのか迷っている間に、どんどん動いて仕事を進めていくのが、仕事ができる人の特長です。
仕事において、スピード感が重要なことはいうまでもありません。
このためスピードを意識して行動する人としない人の差は、積み重なるとかなり大きな差にもなります。
仕事が早い
仕事ができる人は締め切りまでに余裕がある仕事でも、できるだけ早く前倒しで進めることを意識しています。
何事も早めに取りかかることで、思わぬトラブルが起きたときにも、ゆとりを持って対応できるからです。
締め切り間際になって慌てることもなく、スマートに仕事を終わらせます。
余裕を持ったスケジュール管理からも、周りから仕事ができる人という評価を得られるのです。
決断が早い
仕事ができる人は物事を決断するスピードも早めです。
どんな仕事でも、ひとつひとつ自身で決めていかなければ先には進みません。
どの仕事を優先させるべきか、誰を担当者にするのかといった段取りから、仕事の進行中に起こるトラブルまで、さまざまな決断を下していく必要があります。
決断が早ければ作業スピードが早まるのはもちろん、途中でハプニングやトラブルが発生したとしても、速やかな対応によって影響を最小限にとどめやすくなります。
逆に決断が遅れるとリスクが広がる可能性も大きくなり、リカバリーのために余分な人員やエネルギーをさかなければなりません。
なので決断の早さは仕事をしていく中では重要だといえます。
周囲への気遣いができる
どんなに能力が高い人でも独りよがりで周囲への気遣いができないと、仕事ができる人とはいえません。
一緒に働いているのにも関わらずあいさつをしなかったり、大切な情報を伝え忘れたりするようでは、他人との信頼関係にも響き、孤立してしまうということになりかねません。
仕事ができる人は常に周りの人に気遣いを意識しています。
相手のことを気にかけて積極的にコミュニケーションを取るので、周りも気持ちよく仕事を進められます。
自分の仕事をこなすだけでなく、周囲への配慮によって良好な人間関係を築くことができれば、自分がピンチのときでも誰かが手を差し伸べてくれます。
よって結果的に自身の実力も上がり仕事がうまくいくのです。
仕事ができない人とは?
仕事ができない人とは、周囲の人が「こうしてほしい」と思っていることを普通にできない人のことをいいます。
「仕事ができない人」と思われる人には、5つの特徴があります。
スケジュールを守れない
仕事場には日々、さまざまな仕事が重なってきます。
多くの仕事をこなしていくためには、仕事の順序を考えたり、1日のスケジュールを把握したりすることが重要になってきます。
しかし、仕事の納期や難易度などを何も考えず、手当たり次第に仕事に着手すると、結果的にひとつの仕事を仕上げるまでに長い時間を要することになります。
また、納期に間に合わなくなってしまうと周囲からの信頼も失い、結果として「この人は仕事ができない人だな」と判断されてしまう可能性も高くなります。
コミュニケーション能力が低い
仕事ができない人の特徴の中でも、とくにコミュニケーションの低い人は、苦労することが多い印象です。
上司などに仕事の内容を何度説明されても、どうしても分からないことは多々ある話です。
しかしそれをどのように、周りの人に質問してよいのか分からない人は、いつまでたっても仕事の内容が理解できない状態が続き、自分から聞きにいくのが嫌になり、余計に身動きが取れなくなってしまいます。
これは上司や周りの人とコミュニケーションがとれていないといえます。
客観的に見ると本人はそのことに気づいていない場合も多いため、物事を覚えることができず、意思表示をしない「仕事ができない人」に思われてしまうことになります。
報連相ができない
報連相とは、「報告・連絡・相談」のことで、社会人には欠かせないスキルでありマナーでもあります。
仕事は、一人では完結できません。
同じ仕事を進める上司はもちろん、その仕事の前後には必ず別の誰かが関わっていて、連絡をとりながら進めていく必要があります。
しかし、報連相を怠っていると、スムーズに仕事が進まないだけでなく、思わぬ問題を招く危険性が高いです。
そのことにより、周りから「仕事ができない人」と自然に思われてしまうことがあります。
レスポンスが遅い
メールや電話など業務に関わるツールでのレスポンスが遅い場合も、仕事ができない人と判断されてしまうことがあります。
仕事が忙しく、なかなか次の仕事に手をつけられない場合、たとえ上司から大事なメールがきていたとしても「この仕事が片付き次第返事をしよう」と考え後回しにしがちです。
しかし、処理できるものにその都度対応しなければ、仕事はどんどんたまる一方です。
ひとりの仕事が停滞すれば、関係する他の人にまで影響が及ぶため、周りからは仕事ができない人だと思われてしまいます。
ネガティブな発言が多い
「自分なんて…」「できるはずがない…」など、ネガティブ思考が目立つ人は要注意です。
誰しもネガティブな感情を抱くことはありますが、とらわれすぎると仕事でも良い結果を生み出せません。
それだけでなく、周りの人たちの士気を低下させ悪影響を及ぼします。
また、良かれと思って言葉をかけても、「説教された」「批判された」と受け取ってしまうケースがあるため、周りの人は接し方に悩み、「やりづらさを感じさせる仕事ができない人」と思われてしまうこともあるでしょう。
相手に気を遣わせてしまう発言や行動は、コミュニケーションがとれていない状態ともいえます。
上記の「仕事ができる人と仕事ができない人の違い」を見ると一見、仕事ができる人の方が楽で幸せな生き方をしている、と思われますが、仕事ができる人にはある落とし穴があります。
下記では仕事ができる人の落とし穴を3つ解説していきます。
仕事ができる人の落とし穴
仕事ができる人にも実は落とし穴があります。
仕事ができていいこともありますが、そうでないこともあります。
自由な時間が少ない
仕事ができる人こそ仕事にあふれて自由な時間が少なくなるといえます。
仕事ができる人=仕事を任せられる
↓
仕事を任せられたらもちろん、しっかり期日までに任務を完了する
↓
上司からの評価が上がり「仕事ができる人」と思われる
↓
無駄な仕事ややらなくていい仕事も任されるようになる
↓
会社からいいように使われる
↓
仕事に追われる毎日が続き、自由な時間が奪われる
これはひとつの例ですが、わたしの友人が実際に経験した話です。
友達は仕事が人一番できるので、会社からの評価も高く役職も年々上がっていきましたが、役職が上がるにつれて仕事の量も増え、上司の人との付き合いも多くなり、結果自由な時間などほとんどなくなり、主任まで成り上がったにもかかわらずその会社を辞めたそうです。
お金や信頼関係などは一度失っても戻ってくる可能性はありますが、「時間」だけは一生戻ってきません。
時間は有限です。
時間こそ命なので、他人や会社のために、無駄に時間使っている人は、一度自分の私生活を見直すべきです。
他人に振り回される
仕事ができる人は、他人に振り回されます。
上記でも少し触れましたが、上司や部下から仕事を振られまくります。
とくに入社2年目~4年目の人は要注意です。
会社に2年~4年くらい務めると、会社の中では部下や後輩もでき、一人前の存在になります。
一年前の存在になったということは、仕事もそれなりにできる認識で会社から見られます。
部下や後輩の指導はもちろん、上司から大量の課題を受けることも多々でてきます。
部下や後輩の指導もしながら、上司からの課題もやります。
これはもはやパンクの原因ですよね。
仕事面もそうですが、プライベートの面でも他人に振り回されることが多々あります。
たとえば、仕事が終わって「今日は家でゆっくりしたい」と思っていても、いざ上司からお酒のお誘いをうけると「お付き合い」として行かなくてはなりません。
仕事の面で、上司から好かれている仕事ができる人は、たとえプライベートの時間であっても、上司からの誘いは断れない人が多いです。
結果、他人に振り回され自分の時間がなくなり不満を少しずつ抱くようになるのです。
生き方がわからなくなる
仕事ができる人は他人に時間を奪われ、他人にいいように振り回された結果、生き方がわからなくなってくることがあります。
「自分は何のために生きているのか」と考えるようになるときが遅かれ早かれくるでしょう。
仕事ができる人こそ「自分の生き方」ができていない人が多いです。
仕事をするのが楽しくなり、仕事のために生きているような生き方になってしまいます。
他人のために時間を使い、他人の都合で振り回されると生き方を見失うのは当然です。
生き方こそ人生においてとくに大事な部分になってきます。
仕事ができる人でも、生き方がわからなくなるというのは、よくあることなのです。
仕事ができない人の生き方とは?
上記では「仕事ができる人と仕事ができない人の違い」と「仕事ができる人の落とし穴」を解説しました。
これからは「仕事ができない人の生き方」を具体的に話していきます。
他人と比べない生き方をする
他人と比べない生き方ができるようになれば、あなたの生き方は楽で最高の人生になります。
とはいっても人間なので誰しも他人と自分とを比べてしまいます。
そこでオススメなのが、「他人の課題をコントロールしようとしない」
これは、どういうことかと言うと、他人の行動や発言は自分自身が何を頑張ってもコントロールできないですよね。
そんなコントロールできない他人の課題に、自分が踏み入れる必要がないということです。
自分が比べている他人など、自分の「生き方」にとって必要がないものですし、それに比べたところで何も起きません。
大事なのは他人と比べている自分を見直して、過去の自分と今の自分を比べることが大事です。
過去の自分と今の自分を比べて、変化がない、成長がない、というのであればそれは改善点を見つけ出し、すぐに直すべきです。
他人と比べる前にまずは過去の自分と比べましょう。
過去の自分と比べることは他人と比べるよりも、何十倍もの成長の可能性がでてきます。
目標や夢を持つ
会社とは別で目標や夢をかならず持ちましょう。
自分の目標や夢があると、そのために毎日を過ごすことになります。
そうすると会社員の仕事にフォーカスしなくなります。
フォーカスしなくなるということは、他人と比べることもなくなるということです。
もちろん会社員としても仕事を頑張らないといけないのですが、会社員としての時間以外に、そういった目標や夢のために時間を割くことは、非常に大事です。
仕事ができない人でも、目標や夢のために毎日を送ることができれば、それだけで幸福感は増すでしょう。
日々の積み重ねが大事なので、目標や夢のために毎日の「やることリスト」を作ることをオススメします。
たとえば、
9:00~18:00 |
仕事 |
19:00~20:00 |
食事 |
20:00~21:00 |
お風呂 |
21:00~2200 |
読書 |
22:00~24:00 |
副業 |
このように1日のやることをリスト化してタスクにすると、日々の達成感と同時に、自分に自信がつきます。
それだけで仕事ができる人よりも、充実した生活が送れているといえるでしょう。
副業をする
副業は時間があるのではあれば、必ず何かすることをオススメします。
時間あるのであればといいましたが、副業をする時間を必ずつくりましょう。
まずは1日1時間だけでもいいのです。
その1日1時間が1年後には365時間になっているので、副業を365時間するとなれば、それなりに大きなビジネスとなっていることが予想できます。
「塵も積もれば山となる」「継続は力なり」このようなことわざがありますが、人生を長期目線で見ると、1日わずか1時間でも10年後には3650時間、20年後には7300時間になるわけです。
会社員をしながらでも1日1時間であれば続けていけるはずです。
仕事ができない人でも、「人生」という観点からみると、10年後、20年後には、他人よりもはるかに自由な生き方ができます。
副業はピンからキリまでありますがまずはリスクの低いものから始めるのことをオススメします。
転職をする
あなたは「仕事ができない人」と自分で思っているのは、もしかすると自分の思い込みなだけかもしれません。
今の会社はあなたの性格や過去の経歴、スキルや能力を含めて、あなたに本当にぴったりの会社といえますか?
もしかするとあなたは別の違う会社にいくと、「仕事ができない人」から「仕事ができる人」に変わるかもしれません。
「仕事ができない人」と思われているのは、勤めている会社が悪いだけなのかもしれません。
だとすれば、自分の能力やスキルにあった会社に転職をするべきです。
また、スキルや能力がなくても目標や夢とつながっている会社に転職するべきです。
転職は人生を変えます。
仕事が変われば生き方が変わり、生き方が変われば人生が変わります。
もし今の会社や今の自分に不満があるのであれば転職をオススメします。
転職エージェントに登録するだけであれば無料なので、登録をして自分にあった企業を探してみましょう。
オススメ転職エージェント【登録無料】
会社に勤めながらでも転職活動はできます。
会社に勤めながら後悔しない転職先を見つましょう。
合わせてこちらの記事もオススメです>>
-
5回もの転職経験者が語る!絶対に失敗・後悔しない転職先の選び方
続きを見る
まとめ
今回は「仕事ができない人の生き方」について解説していきました。
まとめ
- 仕事はできなくても大丈夫
- 他人と比べない
- 生き方を考える
- 人生の目的を考える
- 目標や夢を持つ
- 「何のために生きているのか」を考える
- 空いた時間で他人と差をつける
- 空いた時間で副業をする
- 転職サイトに登録して他の企業を見てみる
仕事ができる人が幸せといったら正解ではありません。
仕事ができない人のほうが幸せだといえる場合もあります。
自分の生き方をどれだけできるかです。
他人と比べていても自分の生き方はできません。
他人は自分ではコントロールできないからです。
だとすれば自分の管理下にある自分のことだけに集中することが、あなたの求めている生き方に近づく、第一歩なのではないでしょうか。
あとはあなた次第です。
行動あるのみなので、まずは少しずつ行動に移して、「今日よりも明日、明日よりも明後日」自分が毎日成長できるように、今日も最大限生きましょう。