あなたは普段の日常生活で期待しすぎていませんか?
「上司に任せられた仕事が終わったし褒めてくれるかな…」とか、「頑張ったね!よくやったね!」など。
他人に何か変な期待をしすぎていませんか?
期待していて思っていた通りになればいいのですが、思っている状態にならなかったとき。
あなたは「なんで?」「どうして?」と不満に思うのではないでしょうか。
あなたは誰のために生きているのでしょうか?
人から褒められるために生きているのですか?
違いますよね。
この世の中に人のために生きている人なんてほとんどいません。
世界中の全ての人がたった1度きりしかない人生で、しかもたった100年という短い時間での人生を、自分のために生きているのは当たり前なのです。
それなのに「褒められたいから頑張る」「すごいと思ってほしいから頑張る」と他人を軸にして行動をしていないでしょうか。
「何か普段の生活が少し苦しいのはそのせいかも!」と思われた方はこの先読み進めてください。
このような人にオススメ
- すぐに期待してしまう人
- 生き方がわからない人
- 生き方に悩んでいる人
- 期待が理由で落ち込むことがよくある人
- 期待通りにいかなくて悲しい思いをした経験がある人
上記のような悩みや経験がある人でも大丈夫です。
解決策はものすごく簡単で今すぐにでも実践できます。
しかもその方法はたった1つだけです。
それでは「期待しないたった1つの生き方」を解説していきます。
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承認欲求を捨てる
本記事の結論でもありますが、「承認欲求を捨てる」
これが期待しない生き方の答えです。
「そもそも承認欲求とは?」
「承認欲求を捨てると言われてもいまいちわからない」
これらの結論を下記では具体的に解説していきます。
そして本記事を読み終えるころには、あなたが今日から「苦しくもない、期待もしない、楽な生き方」をしていただけるように、冒頭から最後まで具体的な真実をお話していきます。
承認欲求とは?
社会に生きるすべての人間は、自己肯定感や他者からの肯定を必要としています。
「自分に満足したい」「自分を認めてほしい」という気持ちの総体が承認欲求です。
つまり、ひとくちに「承認欲求」といっても、「自己承認」と「他者承認」の2種類があります。
心理学用語とは別に、一般的に使われる言葉としての承認欲求は、他者承認のみを指しているみたいです。
自己承認欲求(自己肯定感)が満たされれば、「自分はあらゆる物事の役に立っていて、誰からも必要にされる人間なんだ」と思える一方で、自己肯定感が不十分だと、劣等感や無力感にさいなまれてしまいます。
「私を認めてほしい」という承認欲求は、社会に生きる人間にとって必要な感情なのだと言えます。
承認欲求の他に…
人間の欲求は承認欲求を含めて5つあります。
- 理的欲求:食事・睡眠・排せつなど、生物として基本的な欲求
- 安全の欲求:経済や健康の水準を保ち、安心して暮らしたいという欲求
- 所属と愛の欲求:家族・恋人・友だち・同僚などの共同体に加わりたいという欲求
- 承認欲求:他者から評価されたいという欲求
- 自己実現の欲求:潜在能力を開花させ、自分らしく生きたいという欲求
この5つの欲求のうちの1つが承認欲求であり、期待しない生き方を探している人には、とくに重要な欲求といえるでしょう。
承認欲求は人それぞれ価値観も強さも違います。
次の項では承認欲求の強い人の特徴をみていきたいと思います。
承認欲求が強い人の特徴
承認欲求が強い人の特徴は3つあります。
承認欲求が強い人が悪いわけではありません。
しかし、期待しない生き方をするためにはこの3つは大きな壁になるので、しっかり向き合って今の自分と照らし合わせながら見ていきましょう。
目立ちたがる
「自分が注目されていないと楽しくない。つい人の気を引きたくなる」「多くの人が集まる場では、自分を目立たせようと張り切る」など、多くの人がイメージするように、承認欲求が強い人は、自分が注目されていないと気がすまないといえます。
つまり、自己顕示欲が強い傾向があるようです。
他人の顔色をうかがってしまう
自分の言動が相手の気分を害さないか、自分が他人から変に思われないか気にしすぎる人も、承認欲求が強いと言えます。
一般的なイメージだと、承認欲求が強い人は「私を見て!」「私をほめて!」とアピールしてくるような押しの強い人物像かもしれません。
しかし、承認欲求には「ネガティブな評価を受けたくない」という拒否回避欲求の要素があるため、人目を気にしすぎる人も承認欲求が強いといえるのです。
批判に弱い
承認欲求の強い人は、他人からネガティブな評価を受けることを避けたがるため、批判されると動揺してしまいます。
批判を極度に恐れているため、意見を言う前から不安にとらわれているのです。
本来なら、意見に対する反対と人格否定は別のものです。
たとえば、友人たちに「Aのカフェ行かない?」と提案したら「それは遠すぎるから、Bのカフェにしよう」や「お金がかかるから、Bのカフェにしない?」と返ってきたとしても、ショックを受ける必要はないはずです。
しかし、承認欲求の強い人は「自分の言動を肯定してほしい」という意識が強すぎるため、少しでもネガティブな反応があると落ち込んでしまいます
ポジティブな評価にしろネガティブな評価にしろ、他人の目を気にしすぎている人は、承認欲求が強いと言えるでしょう。
承認欲求が強い原因
承認欲求は誰しもがもっているものです。
とはいえ、承認欲求が特に強い人と、あまり強くない人がいます。
承認欲求が強い人の原因はなんなのでしょうか?
SNSの利用
TwitterやInstagram、FacebookといったSNSと承認欲求の関係には、根深いものがあります。
世界中の人がSNSを利用する時代になった現在では、SNS利用者の増加が承認欲求の増大に影響しているようです。
SNSでは、気に入った他人の投稿に「いいね」を押して好意を示したり共感をしたりできます。
しかもTwitterの「リツイート」やInstagramの「リポスト」といった拡散ができる機能は、それを使って他人の投稿を広めたりできます。
ほかのユーザーから「いいね」や「リツイート」をされるたびに本人は通知を受け取るので、「あなたの投稿はかなりすてきだね!」とほめてもらったような気分になれるのです。
昔であれば、自分を承認してくれるのは家族や先生、まわりの友人など、実際に会う人だけでした。
しかし、SNSを使えば、何千人、何万人といった人たちから「承認」してもらうことも可能です。
普段から当たり前にSNSを利用している人は、ほとんど利用していない人に比べ、承認欲求が強いかもしれませんね。
SNSアプリケーションの通知が一日中気になってしまうような「依存」状態の人は、特に危険だといえるでしょう。
愛情深く育ってきた
愛情を得るための条件を課された人間、もしくは課されたと感じている人間は、「自分は○○をしないと周囲の人から愛してもらえない」と判断し、誰かの期待に応えるために行動します。
「期待に応えなければいけない」という思いが強いのです。
期待をされながら生きてきた人はこの愛情に慣れていると、「自分は無条件で存在を認めてもらえている」「条件をクリアしなくても愛してもらえる」という安心感が得られません。
そのため、自分は承認してもらえる条件をクリアできているかと確認せずにはいられないのです。
「自分はどう見られているんだろう?」と評価が気になって、「承認の基準」を満たしているか確認したくなり、承認欲求が起こるのです。
承認欲求を捨てるには?
あなたの期待しない生き方。
そこには承認欲求がどうしてもつきまといます。
その承認欲求を捨てる方法は、課題の分離を明確にすることです。
自分でコントロールできることと、できないことを明確に分け、コントロールできないことに一喜一憂しないようにする、というのが課題の分離の考え方です。
承認欲求には必ず自分以外の他人が関係しています。
他人の発言や行動に対して自身の感情が動いているのです。
他人の発言や行動は自分にはどうすることもできないですし、コントロールすることが不可能です。
他人の発言や行動は自分の管理下におけないということですね。
ということは自分の管理下におけない他人の発言や行動を気にしているのは無駄ですし、その時間が非常にもったいないです。
他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。
まずは自分の管理下にあることだけに集中をしましょう。
そして他人の課題は自分の課題にしないように。
自分の課題だけに集中すれば他人の発言や行動などは気にならなくなります。
なので他人に期待をすることがなくなります。
期待をすることがなくなれば生き方が楽になり、今まで以上に素の自分を表現できるようになります。
結論は、
- 他人との課題の分離をしっかり見極めて、他人の課題に手を出さない。
- 自分の課題だけに集中する。
- 管理下にないことはコントロールできない。
- 管理下にあることだけに集中する
まとめ
「期待しない生き方」について本記事を読み終わりいかがでしたでしょうか。
今日から少しずつでも期待しない生き方がができそうですか?
最後に本記事のすべてをまとめると、
- 期待しない生き方が1番楽
- 承認欲求を捨てる
- 承認欲求は誰にでもある
- 課題の分離をする
- 他人はコントロールできない
- 自分の管理下だけに集中
本記事を読み終えたということは、明日から期待しない生き方ができるということです。
期待しない生き方ができれば、本当に生き方は楽になり楽しくなります。
思考が変われば生き方が変わります。生き方が変われば人生が変わります。
ただし思考はなかなか変えづらいので思考を少しでも早く変えたいのであれば、何度も本記事を読むか読書をオススメします。
正しい情報を取り入れ自分の中で染み付くくらい落とし込むのが思考を変えるための近道といえます。
とにかく行動が大事です。
「期待しない生き方」今日から実践していきましょう。
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